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5000円で買えるFIFINE「Ampligame H9」は、ヘッドセット沼の入口として最適の入門機だった。

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今回は、FIFINEから発売されているヘッドセット「Ampligame H9」のレビューをしていきたいと思います。

FIFINEさんからお声をかけて頂き、商品提供を受けています。FIFINEさんありがとうございます。初案件で、とても嬉しく思っております。
案件ではありますが、忖度なしにレビューをしたいと思います。

 

Amazon.jpで取り扱いがありますね。

では、さっそくレビューしていきます!

 

スペック

公式サイトより引用

FIFINE AmpliGame H9 3.5mm Headset with USB Control Box for Mute, I/O C | FIFINE MICROPHONE

 

開封と中身

シンプルすぎでしょ。嫌いじゃないです。

 

付属品

USBサウンドカード、着脱式ブームマイク、取扱説明書

 

本体

シンプルですね。無駄を削ぎ落とした設計なので壊れにくそうな印象。高級感は感じませんし、価格相応といったところ。

重量は260g

 

左側にブームマイクの取付口があるだけで、他に何もボタン類はありません。

 

マイクを取り付けるとこんな感じ。

 

 

ヘッドバンド上部には「FIFINE」の印字。

 

ハウジングはとても"にこやか"です。テカテカ素材ではなく、マット仕上げなのは指紋が付きにくいので良いですね。

アーム部分は金属製でしっかりしています。

 

USBサウンドカード

7.1chのバーチャルサランウンド、音量調整、マイク音量調整、マイクミュートなどの機能を搭載。デザインはHyperX Cloud Ⅱのサウンドカードによく似ていますね。あちらよりもゲーミング感が抑えられていて落ち着いた雰囲気です。

 

使用レビュー

デザイン

ニコニコデザインが可愛いですが、個人的には好みではないですね。ヘッドバンド上部にあるようなメーカー名の印字で良かったんじゃないかなぁと思います。

 

装着感

260g という重量なので、軽めです。どちらかというとオンイヤーっぽい付け心地ですね。

イヤーパッドはモチモチしていて気持ちがいいですが、分厚くないので耳にドライバー部分に耳が接触します。長時間の使用で耳が痛くなるかもしれませんね。もう少しイヤーパッドが硬めの方が良いかもしれません。

 

音質・使用感など

付属サウンドカードありでの使用

FPSで使用しました。

基本的なヘッドホン自体の音質傾向としては中高音寄りで、若干シャリ付き感を感じます。密閉型ですが遮音性が低めの設計なので、音の抜け感は良いですが、低音域は少し足りないような印象を受けます。スッキリタイプといったところ。

サウンドカードの7.1chバーチャルサラウンドは、一昔前のお風呂場感は無いですが、やはり定位がボヤケてしまう印象。音の分離感が減少して、混ざり合ってごちゃごちゃしますね。7.1chの使用はRPGやシミュレーションゲームなどで使用するのが良いと思います。

2ch運用では、シンプルにこの製品自体の音質で出力され、そこそこの定位感がありました。

サウンドカードの使い勝手としては、非常にシンプルな構造なので、推し間違いはありませんし、手元で音量調整やマイクミュートができるのは便利です。

 

付属サウンドカードなしでの使用

Zen Dac Signature+ZenCan Signatureに3.5mmアンバランス接続。やはり上流を買えると別物ですね。ノイズもなく非常にクリアなサウンドで聞くことがで出来ました。

この結果によって、ヘッドセット単体のポテンシャルはなかなかあることが確認できました。上流を持っている方にとっては、このサウンドカードは不要とも言えますね。

 

マイク音質

いいですね。正直ちょっと舐めてました。

FIFINEのオーディオインターフェースのマイク音質が良いという噂は耳にしていたのですが、ヘッドセットも良いんですねぇ。

 

競合製品は?

私が所有しているヘッドセットで、競合する製品はJBL Quantum 100ですかね。こちらはサウンドカードもなく単体での発売されていて、3500円で購入できます。

音の傾向も似ていて、210gという軽さがめちゃくちゃいいです。Ampligame H9ではイヤーカップが浅いですが、Quantum 100はそれなりに深さがあり、耳がドライバーに接触しないので快適さはQuantum 100が勝ります。密閉度もこちらが上です。

マイク音質に関しては、Ampligame H9の方が良いです。Ampligame H9はマイク音質が良いので、オンライン会議用として良いかもしれませんが、ハウジングのニコニコデザインがオフィス用途としては微妙ですね。その点、Quantum 100はベーシックなロゴ印字デザインなので、使う場所が限定されませんね。

Quantum 100のマイク音質が特段悪いわけではありません。むしろ良いです。あくまでAmpligame H9と比較した場合です。

マイク音質とサウンドカードの利便性を重視するのであればAmpligame H9、装着感を重視するのであればQuantum 100といった感じですね。

んー、個人的にはQuantum 100を推しますね。

 

改善点・要望

・サウンドカード無しバージョンの販売

・さらなる軽量化

・イヤーパッドの厚みを増やすor硬くする

・デザインをもう少しシックなものに

・マイクにポップガードがあっても良い

・マイク以外に何か特化したものが欲しい

 

このヘッドセットがオススメな人

このAmpligame H9がオススメな人は、初めてヘッドセットを購入する方ですね。5000円で、それなりに良い音で、マイク音質も良くて、手元で操作可能なサウンドカードが付属してくるのは、なかなか良いと思います。

親目線で言えば、子供へのプレゼントとして最適だと思いました。子供であれば耳も小さいですし、快適に使えるでしょうね。

Switch用のヘッドセットとしてピッタリな気がします。

 

まとめ

ということで、今回はFIFINEさんからのご提供でAmpligame H9をレビューしてきました。

「オススメな人」項目で述べたように、ヘッドセット入門機として、良いパフォーマンスを発揮してくれると思います。

入門機であるからこそ、最初からもっと良いものを選んだ方が良い説もあるのですが、予算が限られていたり、子供へのプレゼントとして購入するのであれば、良い選択肢になると思います。

このヘッドセットから、ヘッドセット沼にハマっていく人も多いのではないでしょうか。沼人増産機と命名しておきましょう。

 

FIFINEさんへの要望としては、ゲーミングデザイン抑えた、イヤホンを販売してほしいですね。加えて、定評のあるマイク品質を武器に、マイク付きリケーブルなんかもあれば最高ですね。

また機会があればよろしくお願いします。

 


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